更年期度をチェック!
それぞれの症状について、あなたの症状の程度にあてはまるボタンをクリックして合計点をだします。
0~25点 | うまく更年期を過ごしています。 |
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26~50点 | 少し問題が出てきているかもしれません。 食事、運動に気をつけ、無理な生活をしないようにしましょう。 |
51~100点 | 受診し、生活指導や治療を受けたほうがよいかもしれません。 |
※この更年期指数による評価は、あなたの「更年期症状」に対するものです。
※その他の「高脂血症」や「骨粗鬆症」などについては考慮されていませんので、これらが気になる方は受診をお勧めします。
更年期障害とは
更年期障害は、女性に現れる卵巣機能低下(女性ホルモンの減少)による症状です。
「ほてり」や「発汗」、「肩こり」や「頭痛」、「イライラ」や「ゆううつ」といった症状や自律神経失調による症状です。
これらの症状は個人によって現れ方や強さはまったく異なります。
また最終的に卵巣機能が停止する時期とされています。
そのため、「閉経する時期」とか「妊娠可能な期間を終える時期」とも言えます。
更年期の分類
- 血管運動神経系
- ほてり ・ のぼせ ・ 動悸 ・ 異常な発汗 ・ 冷え
- 知覚系・運動器系
- しびれ ・ 腰痛 ・ 肩こり ・ 関節痛
- 精神神経系
- 頭痛 ・ めまい ・ 耳鳴 ・ 不眠 ・ 不安 ・ ゆううつ
- 消化器系
- 悪心 ・ 嘔吐 ・ 食欲不振 ・ 便秘
- 外分泌系
- 口膣や外陰部の乾燥感
- 泌尿器系・生殖器系
- 頻尿 ・ 排尿時痛 ・ 性交痛 ・ 外陰部の痒み ・ 不正出血
- その他
- 全身倦怠感 ・ 腹痛 ・ むくみ
更年期症状の治療
通常は数年で更年期障害は消失していきます。
”ほてり”や”のぼせ”や発汗などの症状は、ちょっとしたきっかけで起こります。
数日間症状がつづき、1~2ヶ月おいて、また症状が起こります。
しかし、症状との間隔は次第に長くなり、発作の期間は段々短くなるのが普通です。
閉経期から老年期に入ってホルモンが安定し、また間脳にある自律神経の中枢や、心理面でも安定することにより、通常は数年で更年期障害は消失していきます。
更年期障害は40歳過ぎ頃から始まり55歳頃までの間に現れる不定愁訴(ふていしゆうそ)を主とした諸症状を指します。
更年期障害が性機能の低下により起こることから、治療は卵胞ホルモン(エストロゲン)の補充が主となります。
特に発汗、ほてり、顔面紅潮などの血管運動神経系の障害や、性器出血や性交障害などの内分泌器系障害ないぶんぴつきけいしようがい」に対しては、ホルモン補充療法(HRT)がよく効きます。
HRTにはいろいろな方法がありますが、子宮がある方の場合には子宮体がん発症予防のため卵胞ホルモンと黄体「おうたい」ホルモンの同時併用療法がよく用いられます。
更年期障害はある程度、生理的ともいえますが、できれば軽くすませたいものです。
そのためには規則正しい生活をすること、栄養のバランスがとれた食事、特にカルシウムやビタミン類をよくとること、十分な睡眠をとること、運動をすること、気分転換となるような趣味や娯楽をもつこと、物事にこだわらず、くよくよと考えないことです。
そうすれば更年期障害を早くまた軽く乗り越えることができるでしょう。