抗体検査とは
現在新型コロナウイルス感染症に対してワクチン接種が広がっております。ワクチン接種を行った場合に、体内でコロナウイルスに対する抗体が産生され、感染防御や重症化予防につながると考えられております。インフルエンザや麻疹、風疹などのワクチン接種では長年の検証で、予防効果、重症化予防効果があると証明されています。それに対して新型コロナワクチンはまだ新しいワクチンでもあり、現在も検証が続けられております。
当院ではワクチン接種で体内の抗体が上昇しているか確認する検査を行っております。この検査により、ワクチン接種を行う事の有用性や安心感を提供できればと考えております。
検査時の注意
新型コロナワクチン接種を行ってから、約3週間後から十分な抗体が産生されるため、接種後3週間経過していることを確認くさだい。
当院で使用する検査項目は「新型コロナウイルスS抗体検査」です。現在の段階で抗体産生の指標となると考えられておりますが、今後の研究により変更となる可能性があります。
検査値の見方
基準値
0.8U/ml 未満 陰性
15U/ml 以上で十分な効果あり。(評価が定まっておらず参考値)
大規模な臨床研究でワクチン2回接種後の検査値について
全年齢の平均値(中央値)は764U/ml
20歳代の平均値は1000U/ml
60歳代の平均値は500U/ml
だったことが報告されています。
抗体価に影響のある指標として、年齢と喫煙があげられております。
(喫煙により約400U/ml低値になるとの結果でした。)
検査費用
自費 | 保険 | |
---|---|---|
新型コロナウイルスS抗体検査 | 5500円 (税込) |
公費負担 |
新型コロナウイルスS抗体検査(説明あり) | 7700円 (税込) |
公費負担 |
新型コロナウイルスIgG抗体CLIA法 抗体検査 | 5500円 (税込) |
公費負担 |
検査予約方法
お電話にて受付を行っております。
ワクチン接種後の効果が気になる方はお気軽にご相談ください。