耳を痛がる

チェックポイント

→　当てはまる項目があればすぐに相談か受診を

ちょっとアドバイス

赤ちゃんや子どもは見えない所の痛みや症状を伝えることが難しいことが多く、耳が痛い場合には、頻繁に耳を触ったりいじったりする、泣きわめくなどの様子が見られる場合は異常のあるサインとなります。

子どもが耳を痛がることの多くは風邪をきっかけに起こした中耳炎や、耳かきや耳を触って炎症が起きる外耳炎です。
よくある症状ではありますが、放っておくと聞こえが悪くなったり、呼びかけに反応しないなど聴力障害を起こして、将来的に問題になる場合もあります。

原因を把握して適切に治療することが大切です。

こんな病気があるかも

など

ホームケアのポイント

耳を痛がったり、気にしている場合はまずは原因の特定が大切です。

鼓膜の奥の中耳と呼ばれる部分に炎症が起きる中耳炎を起こしている場合には、必要に応じて薬を服用したり、中耳炎のきっかけになっている風邪を治すようにして治療していきます。
また鼻水が詰まった状態が続くと、中耳炎の治りが悪くなるため鼻水を吸い出すようにしてあげてください。

耳の入口から鼓膜までの外耳と呼ばれる部分に炎症が起きている場合（外耳炎の場合）は、炎症を抑える塗り薬を使用したり、耳を触らないようにして治療していきます。

耳垢が溜まっている場合には、耳垢の除去が必要ですが外耳炎を起こしている原因の多くは、耳掃除をする時に外耳を傷つけてしまっていることです。
耳垢の除去が必要な場合、耳の形や耳垢の状態に応じて耳鼻科を紹介しますのでお気軽にご相談ください。